2064年の97億人が世界人口のピークになる衝撃

2020年7月16日木曜日

雑記

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地球と人の人形ら

アメリカのワシントン大学の研究所のチームが
2064年に世界の人口が約97億人でピークに到達してその後
今世紀末にかけて約88億人まで減少するという予測を発表しました。

日本で5300万人、中国で7.32億人まで減少する世紀末の姿


記事によると世界的に出生率が低下することで
子供の数が減少していくため、今までの予測よりも
早い段階で人口のピークを迎えてしまうようです。

現在の全世界の人口は77.5億人ですが、
44年後に20億人プラスした97億人で頭打ちして
その後は減少に転じて80年後の2100年には88億人になるという推計です。

日本では2017年時点での約1.28億人から21世紀末までに
5300万人以下にまで減少してしまいます。
また日本やイタリア、韓国やタイなどの23カ国では
人口が半数以下にまで落ち込むとされています。

さらに中国では数年以内に約14億人のピークに達し、
その後世紀末までに7.32億人と半数近くまで
減少していき間も無くインドに世界一位の座を渡します。
そのインドでさえも80年後には今よりも減少してしまいます。

一方でサハラ砂漠以南のアフリカの国々では
人口増加が続いていき、ナイジェリアは現在は約2億人ですが
21世紀末には8億人近くまで増加し、
世界で2番目に人が多い国になるようです。

また2100年までに195カ国中183カ国で出生率が
その人口を維持するのに必要とされる2.1を割り込む
見込でほとんどの国で少子化に悩まされるようです。

同時に高齢者の数も世界的に増加する見込みで
少子高齢化に悩んでいる日本の状況が全世界で
見られるようになることでしょう。

ちなみに去年国連が発表した推計では、
2050年に97億人まで増加、2056年頃に100億人を突破して
2100年頃に110億人でピークを迎えるとされていました。


これと比べると今回の発表は全世界の人口が
100億人の大台に乗ることなく今までの予想よりも
早く人口減少社会を迎えてしまうという衝撃的なものです。

世界の少子高齢化はゆっくりと進行していく

今回のニュースを見て
個人的にはいつかは100億人まで人口が増えると
思っていたのでその大台には到達出来ないことには驚きました。

またピークを迎える2064年というと私が69歳になる歳
ですので自分が生きているうちに世界全体が
人口減少社会に転じる瞬間を目撃できそうです。

恐らく日本の状況と同じように一気に変化が
訪れるわけではなく、人口が減少してく悪影響は
ゆっくりとしかし確実に進んでいくと思います。

また記事には実際の論文のリンクもあり見てみたのですが
当然英語なので私には判読出来ない部分が多かったです。

ただ全ての国での2100年時点の人口推計や
貧困や教育の改善状況別の推移グラフなど
興味深い項目が沢山ありましたので
時間がある時にブログでまとめてみるのも面白そうです。

今回の発表は数ある世界人口予想の一つなので
この数字に驚かず冷静に判断する必要はあります。

それでも人口の予想は他の事象に比べて
予測しやすいという側面があるので
世界で人口が減少する未来は割とすぐそこまで
来ていることは認識しておく方が良いでしょう。


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