S&P500とVTIの両方に投資する理由は楽天に対する不信感

2020年6月20日土曜日

投資

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積み木

どうも、ゆゆじねふです。

今日は私がS&P500とVTIの両方に投資する理由について書いていきます。
端的に言うと楽天が信用出来ないからと言えます。

S&P500とVTI

私はS&P500を指数とする投資信託とETFであるVTIとそれを買付する投資信託に投資しています。どちらもアメリカに投資する上で基本的なインデックス銘柄になっています。
ここにハイテク銘柄中心のQQQを加えてポートフォリオを形成しています。

多くの人はS&P500に連動する投資対象かVTIのどちらかを選んで投資することが多いと体感でそう感じています。そんな中で私はS&P500とVTIを同じ比率で投資しています。

S&P500とVTIの違いとしては中型・小型株を含んでいるかどうかです。
S&P500は時価総額上位500社に対して、VTIは約3500社を投資対象としています。

VTIはアメリカ全体に、S&P500はその中の大型株に投資するという特徴があります。市場全体の金額ベースではS&P500は75%、VTIは98%をカバーしています。

中身に違いはありますが、基本的に両者はほぼ同じ値動きをしています。VTIの設定日から見たトータルリターンではVTIのほうがやや高いですが、期間を変えるとS&P500の方が高いパターンも存在します。

本来であればどちらか片方だけに投資する方が手間が省けて、ポートフォリオの形も綺麗になるでしょう。値動きもリターンもほぼ一緒なので両方もつ意味はあるかと言われると答えに窮します。

マネックス証券のiDeCoには楽天VTIがない

ちなみに私はVTIの方が好きなので本当はVTI60%、QQQ40%という形で投資をしたいところでした。なぜVTIだけでなくS&P500にも投資をしているのかというと、iDeCoをマネックス証券で開設している事と投資信託の信託報酬の差にあります。

iDeCoとつみたてNISAでは投資信託しか買えない制約があります。S&P500には「eMAXIS Slim米国株式」や「SBI・バンガード・S&P500」が、VTIには「楽天・全米株式インデックス・ファンド」という投資信託があり、どちらの制度でも採用されていますが証券会社によって買える買えないがあります。

私はiDeCoはマネックス証券で口座を開いています。そしてマネックス証券のラインナップにアメリカに投資する対象は
「eMAXIS Slim米国株式」とダウ平均株価を指数とする「たわらノーロード NYダウ」しかありません。

このためiDeCo上でVTIに投資することが出来ないため、S&P500を指数とするSlimS&P500を投資対象として選びました。

楽天VTIを選びたければ楽天証券で開設すべきだったんでしょうが、既に証券会社の口座を6個所持しておりこれ以上増やしたくなかったことや楽天に対する不信感がありました。そのため開設済みだったマネックス証券でiDeCoを始めました。

このためポートフォリオにS&P500が混入することになりました。

楽天VTIそのものの問題

またつみたてNISAはSBI証券で開設しており、SlimS&P500も楽天VTIも買う事ができます。ただここでもSlimS&P500と楽天VTIを1:2の比率で購入しています。なぜ楽天VTIだけを買わないかと言うと、信託報酬と投資信託の性質から楽天VTIを完全に信用しきれないことがあります。

SlimS&P500は年間で0.0968%、楽天VTIは年間で0.162%とSlimS&P500の方が0.0652%分安いです。
僅かな差ですが、100万円を7%から信託報酬分差し引いた利回りで21年運用した場合、
SlimS&P500は406万円ですが楽天VTIは401万円と約5万円の差が生まれます。

SlimS&P500

21年で4,062,607円

楽天VTI

21年で4,010,890円
このように確定している手数料の差は、数少ないリターンを確実に押し上げる要素になります。

またSlimS&P500はマザーファンドを通じて米国株を直接買うのに対して、楽天VTIはマザーファンドを通じてETFであるVTIを買うことで間接的に投資するファンドオブファンズという手法を取っています。


この手法を取る投資信託は対象の指数に分配金を含めたベンチマークと乖離を起こしやすいという話をきいた事があり、この点もややマイナスなのかなと考えました。
ただこの乖離しやすいという話の元ネタを覚えていないためこの点については確証がないです。

ただSlimS&P500楽天VTIの運用報告書のベンチマークとの差異を見るとそれぞれ+0.1%と-0.5%となっているため、
SlimS&P500の方がベンチマークとの乖離を抑えられていると言えるかもしれません。

これとは別にSlimS&P500の運用会社である三菱UFJと楽天を比べたときに、前者の方が何となく信用できそうと感じる心理的な側面も理由の一つです。

楽天を信頼してないのが根本的理由か

以上の理由で楽天VTIを完全に信用しきれないことから、SlimS&P500も併用するようにしています。
そしてポートフォリオの比率上S&P500の比率が一定割合になり、数字を揃える名目でS&P500とVTIをそれぞれ同じぐらい持とうということにしました。

またiDeCoとつみたてNISAだけではポートフォリオ全体で30%ずつの比率を満たせないので、その分をSlimS&P500と本家のVTIを特定口座で保有しています。

楽天に対して特に気にすることが無ければ、楽天証券に全てを集約させて楽天VTIを買い、VTI60%とQQQ40%でポートフォリオを組んでいたと思います。

楽天証券は月5万円まで楽天カードで投資信託を買うと楽天ポイントが100円毎に1P付与されます。
また投資信託の保有金額に応じたポイント付与もあります。この楽天ポイントを使って投資信託を買うことも出来ますので、こだわりのない人は素直に楽天証券を使ったほうが良いです。



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1995年生まれ、実家暮らしをしながらサラリーマン生活をし、将来的にアーリーリタイアを目指しているらしい(*‘ω‘ *)

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